経営学, 経済学, 能力開発, 金融

Column12 金融と言えと言えども

お金があるのと経営ができるのは別です。

経営スキルでお金を増やすことはできても、

お金があるからといって増やすことができるとは限りません。

 

経営する側にとって、出資を受けるとはリスクを増やすのと同義です。

自前で調達可能な自己資金で100%カバーできるならそれに越したことはありません。

100%できないにしても借り入れるのがベストです。

なぜなら借り入れるだけなら返すだけでいいからです。

 

出資を受けるということは、いくら有限責任とは言え

部分的にも運命共同体になるということですから、

出されたら出された分だけ口も出されるし経営の自由度は下がります。

経営者が優秀で、出資者が経営のことがわからないならまだいい方ですが、

出資者が経営のプロで、経営者が経営初心者の場合は経営者がかなり苦労しますが

出資者も経営者もアマチュアだといよいよ破滅しかありません。

 

出資を受けることはお勧めしませんが、

もし受けるならば同じレイヤーの人物で揃えるのがベストです。

つまり、あたりまえですが全員がプロという状況です。

 

そのことから考えると、経営初心者の選ぶ選択肢は

自己資金+借入金の一択です。

 

自分が経営のプロであっても、

初心者から出資を受けるのはかなりのマネジメントコストになるため、

最低でも無議決権付き株式にしなければなりませんし、

一番いいのはやはり社債発行です。

 

 

ちなみに、仮想通貨やクラウドファンディングも含めて、

いくら手法が新たになっても金融は金融です。

クラウド化されたマネーであっても基本的に経営者が金融感覚に鋭くない場合

つまり器が小さければいくら手法を変えても入る容量というのは変わりません。

あくまで流入経路が変わっただけで、その先のポンド(池)は変わらない。

 

結局、時代や文明がいくらかわっても

そのポンドに当たる自分の器を大きくする以外、

成功する道筋はありえないということですね。

 

 

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